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石炭について
| 石炭の成因(石炭になるまで) |
| 成因植物 |
1.石炭紀時代(紀元前2億4千万年前〜3億年前)
トキク、羊歯類の隠花植物が石炭になった。
2.第三紀時代(紀元前2千5百万年〜6千万年) 日本の石炭がこの時代にできた植物。
大部分が針葉樹類(セコイヤという米松の一種) |
| 炭層の成因 |
1.流木説
植物が流水によって運ばれて沈積し、水底に漂着して石炭層を形成した。
2.原地成因説
植物が生育した場所に堆積し、そこが地殻の変動によって水中に没して炭層を形成した。これは炭層の下盤に植物の根があることによって、そのようにいわれている。(三池炭田、高島炭田)
3.原地漂積共成説
上記1と2で説明されない石炭もあるので、両者共に原因があるとしてこの説をとっている。 |
| 炭化作用 |
1.空気中での杤敗作用
2.水中での泥炭化作用
3.水中での加圧、乾留作用
上記の1,2の作用によって、堆積した植物が腐敗泥炭化して地中に埋没し、ここに加圧、乾留作用が加わる。加圧作用では植物を圧縮して、ち密質にする。乾留の熱は、地層の断層とかしゅう曲等の大移動、火山岩の侵入、温泉熱等によって乾留される。
石炭は、この圧力、温度と乾留時間の長短によって亞炭、褐炭、瀝青炭及び無煙炭となる。日本のように地殻変動の多いところでは炭化度が急速に進んで大部分が瀝青炭や無煙炭になっている。
また火山岩の侵入によって高温度になった部分は、すこぶる炭化作用が進んで無煙炭や「せん石」(天然コークス)となることは珍しいことではない、天草の無煙炭や筑豊の「せん石」がその一例である。
4.珪化木について、筑豊では松岩と呼び、三池では「ゲッテン」、北海道では「玉石」と呼んでいる。第3紀層の炭層の中に限られているようである。松柏科に属する植物が珪化してなったものと思われ、主に植物の根や樹幹あるいは節のところが多い。
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| 石炭の種類と用途 |
| 泥炭 |
あしや水藻が枯死して水中で軟化分解したもの。 |
燃料にならない。 |
| 亜炭 |
泥炭より変化したもの。また褐炭の薄い層を呼ぶこともあり、木質亜炭あり。 |
塩田や家庭で使用されていた。 |
| 褐炭 |
亜炭が一段と天然の加圧、乾留を受けて変化したもの。褐炭からせん石までを一般に石炭という。 |
一般炭として家庭用、ボイラー用、塩田用。 |
| 瀝青炭 |
第三紀層の樹木で褐炭より長く天然の加圧、乾留を受けたもので褐炭の進化したもの。 |
原料用炭、ガス発生炉用炭、一般用炭。 |
| 無煙炭 |
日本の無煙炭は主として火山岩の浸入によって急速に炭化したものや、強力な地質変動の影響によってできたもの。 |
一般用、豆炭、練炭、家庭用、炭素源。 |
| せん石 |
強力な火山岩の熱のため天然にコークス化したもの。ハシリ、オコリ、チクラともいう。 |
石灰焼成用、豆炭、練炭。 |
| ホヤ炭 |
一般には炭層の露頭部の風化した石炭をいう。 |
燃料にならない。 |
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直方市石炭記念館 福岡県直方市大字直方692-4
TEL 0949-25-2243 |